75%が自社ネットワークの暗号化通信に隠れたマルウェアの危険を認識(A10) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

75%が自社ネットワークの暗号化通信に隠れたマルウェアの危険を認識(A10)

A10は、A10 Networks社とPonemon Instituteが共同で実施したネットワークセキュリティ調査「暗号化トラフィック内に隠れた脅威:北米と欧州の調査」の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
A10ネットワークス株式会社(A10)は9月12日、A10 Networks社とPonemon Instituteが共同で実施したネットワークセキュリティ調査「暗号化トラフィック内に隠れた脅威:北米と欧州の調査(Hidden Threats in Encrypted Traffic:A Study of North America & EMEA)」の結果を発表した。同調査は、北米と欧州の1,023名のITおよびITセキュリティ技術者を対象に実施したもの。

暗号化によってマルウェアがセキュリティ対策を回避できる現実に対し、Webトラフィックを復号して検査していない理由として約半数(47%)が「セキュリティツールの不足」を挙げ、「リソース不足」「ネットワークパフォーマンスの劣化」がいずれも45%で続いた。

しかし、回答者の約80%が「自組織が過去1年以内にサイバー攻撃や悪意ある内部関係者による被害を受けた」と答え、さらに回答者の約40%が「セキュリティデバイスによる検出を回避するために暗号通信を使用した攻撃を受けた」と答えている。また、回答者の75%が暗号化に隠れたマルウェアの危険を認識していながらも、回答者の2/3はそれを検出する用意ができていないと答えている。そうした回答は金融業が最も高く、ヘルスケア、公共部門と続いた。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  7. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る