威力を増すマイニングマルウェア4割以上が被害、前下期2倍(チェック・ポイント) | ScanNetSecurity
2024.05.16(木)

威力を増すマイニングマルウェア4割以上が被害、前下期2倍(チェック・ポイント)

チェック・ポイントは、「サイバー攻撃トレンド2018年上半期レポート」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は9月25日、「サイバー攻撃トレンド2018年上半期レポート」を発表した。サイバー犯罪者がマイニングマルウェアを使った攻撃を積極的に仕掛けている一方で、クラウド・インフラストラクチャが標的となる攻撃も増加しており、不正な収益源の開拓を行っている傾向がわかるとしている。

レポートでは、2017年下半期の主なマルウェア・トレンドとして「マイニングマルウェアが進化」「攻撃者がクラウドに進出」「マルチプラットフォーム対応の攻撃が増加」「モバイルマルウェアがサプライチェーン経由で拡散」を挙げている。2018年の上半期にマイニング・マルウェアの被害を受けた組織は全体の42%で、2017年下半期の20.5%から倍増している。

2018年上半期に悪用されたマルウェアの上位3種は、「Coinhive(30%)」「Cryptoloot(23%)」「JSEcoin(17%)」と、すべてマイニングマルウェアが占めた。ランサムウェアでは「Locky(40%)」と「WannaCry(35%)」がほとんどを占め、モバイルマルウェアは「Triada(51%)」が大半を占めた。バンキングマルウェアは「Ramnit(29%)」「Dorkbot(22%)」「Zeus(14%)」がトップ3となっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  2. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  5. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  6. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  7. TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

    TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

  8. テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

    テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

  9. ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

    ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

  10. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

ランキングをもっと見る