「改ざんサイト」は2019年8月から急増、検索結果から誘導(デジタルアーツ) | ScanNetSecurity
2024.05.20(月)

「改ざんサイト」は2019年8月から急増、検索結果から誘導(デジタルアーツ)

デジタルアーツは、改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年分)を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年)
改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年) 全 1 枚 拡大写真
デジタルアーツ株式会社は1月16日、改ざんサイト検知・ブロック実績(2019年分)を公開した。改ざんサイトとは、Webサイト管理者が意図しない状態に変更され、サイバー攻撃等に利用されるWebサイトのこと。同社の製品ユーザ保護のために蓄積したデータベースから分析を行っている。

分析結果によると、2019年全体で4,632件の改ざんサイトを検知し、特に12月が851件で最多を記録した。改ざん内容でもっとも多かったのは、「検索エンジン経由でアクセスした際に偽ショッピングサイトへリダイレクトされる」というケースであった。Webサイト管理者に発見されにくいため、偽ショッピングサイト詐欺による被害を拡大させる要因となっている。

今後の対策としては、2020年は東京オリンピックが開催されるため、改ざんサイトが検索結果の上位に表示されてしまい、公式サイトと誤認しチケットを購入してしまうといった被害が考えられる。Webサイト閲覧の際にいっそう注意が必要となるとともに、企業・団体のWebサイト管理者には、Webのセキュリティを再度確認することを勧めている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  4. バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

    バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

  5. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  6. メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

    メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

  7. 日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

    日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

  8. NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

    NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

  9. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  10. マイクロソフトが 5 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 2 件

    マイクロソフトが 5 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 2 件

ランキングをもっと見る