国産EDR「InfoTrace Mark II」、新バージョンV3で「脅威ハンティング」自動化対応(ソリトンシステムズ) | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

国産EDR「InfoTrace Mark II」、新バージョンV3で「脅威ハンティング」自動化対応(ソリトンシステムズ)

株式会社ソリトンシステムズは9月29日、組織内のサイバー攻撃を見つけ出す「脅威ハンティング」の自動化に対応したEDRのためのツール「InfoTrace Mark II」の新バージョンV3を開発し、10月1日からリリースすると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
株式会社ソリトンシステムズは9月29日、組織内のサイバー攻撃を見つけ出す「脅威ハンティング」の自動化に対応したEDRのためのツール「InfoTrace Mark II」の新バージョンV3を開発し、10月1日からリリースすると発表した。「InfoTrace」は、2004年に同社にて開発がスタートした国産EDR製品で、端末のOS周り、カーネルレベルの活動を収集、記録する3つのモジュールからなるシステムで、インシデントの原因究明の基礎データのみでなく事実の記録そのものを提供する。

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、在宅勤務が普及しクラウドサービスの利用が増える中、エンドポイント環境も変化し、そのセキュリティ対策と管理が極めて重大なものとなる一方、増え続けるサイバー脅威に対抗するため、業界内や企業グループ内で確認されたマルウェアのハッシュ値などの脅威情報を共有する取り組みが進んでいるが、受け取った脅威情報をもとに自社内の感染状況を確認するプロセスの複雑化が問題となっている。

同社の「InfoTrace Mark II」の新バージョンV3では、国際標準規格である STIX/TAXIIに対応し、STIXで記述された脅威情報をTAXIIで受領し端末の侵害有無をチェックする「脅威ハンティング」の自動化に対応、また、セキュリティパッチや導入ソフトウェアなどのインベントリ情報の取得、端末への任意ファイル転送やコマンドの実行などEDR運用に役立つ端末管理機能を標準搭載している。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る