2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向、メタップスペイメント情報漏えいの問題点も指摘 | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向、メタップスペイメント情報漏えいの問題点も指摘

 株式会社NTTデータは10月20日、2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向について、調査結果を公表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」目次
「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」目次 全 4 枚 拡大写真

 株式会社NTTデータは10月20日、2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向について、調査結果を公表した。

 同社では、顧客やNTTデータグループ内でのセキュリティ被害抑止を目的に、ニュースリリースやWebサイト、新聞、雑誌等の公開情報を収集し、セキュリティに関するグローバル動向を調査、変化を捉えるために四半期ごとに作成している。

 大手企業の四半期セキュリティレポートと聞くと、刊行する意味がなくはないかもしれないが、ユーザー企業の実務者にとって肝心なことはほとんど書かれていない、おためごかしの資料をScanNetSecurity読者は想像するに違いないが、このレポートは希に見る例外である。

 同調査では2021年度第4四半期のグローバル動向として、NFTに潜むセキュリティリスクやFIDOの新バージョン(WebAuthn Level 3)の説明、感染拡大しているEmotetの状況などを取り上げている。

 特にEmotet被害では、2021年度第4四半期のEmotetの感染再拡大について、感染被害事例70件を恐るべきことに/尊敬すべきことにバイネームで列挙し、感染手法の最新動向や感染状況の分析を行い、具体的な対策方法にも言及している。日本で感染が多いEmotetは、ある意味「グローバル」とは真逆なのだが、いまユーザー企業が真に困っていることに手当てする内容である。


《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

この記事の写真

/

特集

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

ランキングをもっと見る
PageTop