クリーンロボット事業が約2億円不正請求、補助金交付停止(富士重工業)
富士重工業は20日、同社のエコテクノロジーカンパニー クリーンロボット部において不正経理が行われていたと共に、経済産業省、産業技術総合開発機構(NEDO)、科学技術振興機構(JST)からの委託事業・補助金事業に関する不適切な請求が行われていたと発表した。
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同社の調査によると、クリーンロボット部において、委託事業・補助金事業に関する不適切な請求が約1億9,400万円あったとのこと。これは、経済産業省・NEDO・JSTから委託、または助成を受けた次世代ロボット知能化技術開発など8件の事業において、外注取引先に対する架空発注や水増請求などにより行われたとしている。また、業績の粉飾や会社資金の不正利用など、同社から外注取引先に対して約1億600万円の過大支出も見つかっている。
同社では、一連の不正を行ったとして元クリーンロボット部長を懲戒解雇し、栃木県警に告訴。その他関係者についても調査の上、対処していくとしている。
経済産業省では、富士重工業の発表を受けて、事実の全容が解明されるまでの期間、同社のエコテクノロジーカンパニーに対する補助金交付等の停止などの措置を行うと発表。また、実態把握の調査を実施しているとした。
富士重工、経産省等に2億円近い不正請求……補助金交付停止へ
《白石 雄太@RBB TODAY》
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