感染手法にバイナリプランティングを利用する不正プログラムが感染拡大(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.14(火)

感染手法にバイナリプランティングを利用する不正プログラムが感染拡大(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、同社TrendLabsに7月下旬、ファイル「services.exe」が未確認の不正プログラムによってパッチされたという報告をユーザから受けたと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は8月16日、同社TrendLabsに7月下旬、ファイル「services.exe」が未確認の不正プログラムによってパッチされたという報告をユーザから受けたと発表した。パッチされた「services.exe」は、同社の製品では、32bit版搭載のコンピュータの場合「PTCH_ZACCESS」、64bit版の場合「PTCH64_ZACCESS」として検出され「ZACCESS」というファミリのコンポーネントであることが確認されている。この亜種は、ユーザに気付かれないように自身の不正なコードを読み込むのに際して通常のルートキット機能ではなく、「user-mode」を悪用した「バイナリプランティング」という手法を用いる点で新しいという。

ユーザに管理者権限がない場合、この不正プログラムはユーザの権限を昇格させ、インストール活動を進める。また「BKDR_ZACCESS.SMQQ」を作成、実行することでユーザの画面に「ユーザーアカウント制御(UAC)」の通知メッセージを表示する。しかし同時に「無害なインストーラである」というダイアログボックスをポップアップさせる偽装を行う。この偽装のためZACCESSは、<TEMPフォルダ>内に正規の「InstallerFlashPlayer.exe」および不正なファイル「msimg32.dll」(「BKDR_ZACCESS.SMQQ」として検出)を作成する。この手法をバイナリプランティングと呼び、DLLファイルの検索優先順位を悪用し、InstallerFlashPlayer.exeが実行されると、そのプロセスアドレス空間上でZACCESSの不正なコードを読み込ませる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

    高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

  2. アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

    アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

  3. アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

    アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

  5. Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

    Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

ランキングをもっと見る
PageTop