「BIND 9.8.x/9.9.x」にDNS64が原因のDoS脆弱性、デフォルトでは無効(JPRS)
JPRSは、「BIND 9.8.x/9.9.xにおけるDNS64の実装上のバグによるnamedのサービス停止について」を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「9.8系列:9.8.0~9.8.4」「9.9系列: 9.9.0~9.9.2」には、実装上のバグにより、DNS64を有効にしたnamedに対し特定のDNSパケットを作成、送信することでnamedが異常終了を起こす障害が発生する(CVE-2012-5688)。ただし、デフォルトではDNS64は無効に設定されている。JPRSでは、本脆弱性を修正した9.9.2-P1/9.8.4-P1への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされるパッチの適用を、速やかに実施するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》