「Mozilla Thunderbird」に任意のスクリプトを実行される脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Mozillaが提供するWebブラウザ「Mozilla Thunderbird」に、メッセージ内のHTML要素を適切にブロックしない脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Mozilla Thunderbird 17.0.8 およびそれ以前」の初期設定では、HTML形式のメッセージ内にスクリプトタグ等が埋め込まれていても、それらの表示や実行はブロックされる。しかし、Data URI でエンコードされたスクリプトタグ等が含まれているメッセージを転送または返信すると、メッセージ内のスクリプトがデコードされ、実行される。この脆弱性が悪用されると、細工されたメッセージを転送または返信すると、当該製品上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するアップデートを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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