月例セキュリティ情報5件を公開、最大深刻度は「緊急」は2件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

月例セキュリティ情報5件を公開、最大深刻度は「緊急」は2件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2014年3月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの5件。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
3月分のセキュリティ情報
3月分のセキュリティ情報 全 2 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は3月12日、2014年3月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの5件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が3件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで23件。内容は以下の通り。

「緊急」
MS14-012:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2925418)要再起動
MS14-013:Microsoft DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2929961)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS14-015:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2930275)要再起動
MS14-016:Security Account Manager Remote (SAMR) プロトコルの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(2934418)要再起動
MS14-014:Silverlight の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(2932677)再起動不要

このうち、MS14-012、MS14-015は脆弱性が一般に公開されており、MS14-012(CVE-2014-0322およびCVE-2014-0324)は脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃が確認されている。また、企業ユーザに対しては、MS14-012(Internet Explorer)について至急適用を進めるよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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