「PowerDNS Recursor」にDoS攻撃を受ける脆弱性、対応を強く推奨(JPRS) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

「PowerDNS Recursor」にDoS攻撃を受ける脆弱性、対応を強く推奨(JPRS)

JPRSは、PowerDNS Recursorの脆弱性(DNSサービスの停止)について注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
JPRSによる発表
JPRSによる発表 全 1 枚 拡大写真
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は9月11日、PowerDNS Recursorの脆弱性(DNSサービスの停止)について注意喚起を発表した。これは、PowerDNS Recursorにおける実装上の不具合により、外部からのDoS攻撃が可能となる脆弱性が、開発元のPowerDNS.COM BVから発表されたことを受けたもの。本脆弱性により、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。JPRSでは、該当するシステムを運用しているユーザに対し、関連情報の収集やバージョンアップなど、適切な対応を取ることを強く推奨している。。

「PowerDNS Recursor 3.6.0」には、パケットの処理の不具合により特定の順番で不正なパケットを受信した場合、サーバプログラムが異常終了を起こす障害が発生する脆弱性が存在する。本脆弱性により、DNSサービスの停止が発生する可能性がある。また、本脆弱性を利用した攻撃はリモートから行える。開発元では、本脆弱性に起因するサーバシステムそのものの危殆化や、スタックオーバーフローといった悪影響は発生しないと発表している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  5. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

ランキングをもっと見る
PageTop