DDoS攻撃の可視化により、被害の発生前に対策する実証実験に成功(A10、SAP)
A10とSAPは、企業に対するDDoS攻撃をリアルタイムで可視化するソリューションの実証実験に成功したと発表した。
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具体的には、A10の提供するADC(アプリケーション・デリバリー・コントローラー)「Thunder ADC」と、SAPジャパンの提供するインメモリーデータベース「SAP HANA」を連携した「Attack Finder(仮称)」を開発。Thunder ADCの独自OSによるトラフィックの振り分け機能と、SAP HANAのインメモリーデータベースによる高速処理により、新たなセキュリティソリューションを実現したという。
これにより、パケット量から攻撃者のIPアドレスや発信元まで、サイバー攻撃に関する詳細データの確認および自動分析が可能になる。また、リアルタイムで行うため、被害が発生する前に即座に攻撃への対策を行うことができる。さらに、ブラウザでも閲覧可能なシンプルなUIと、多彩なグラフ機能を備えたダッシュボードにより、経営層を含めた全社員が容易に攻撃情報を共有できるとしている。両社は今後、2015年内の商品化を目指し、さらなる開発を進めていくとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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