BIOS実装でスリープ復帰後に保護が無効になる可能性、Appleも類似の問題(JVN) | ScanNetSecurity
2026.06.09(火)

BIOS実装でスリープ復帰後に保護が無効になる可能性、Appleも類似の問題(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、複数のBIOS実装において、スリープモードからの復帰後に書き込み保護が適切に設定されない問題が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
CERT/CCによる脆弱性情報
CERT/CCによる脆弱性情報 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、複数のBIOS実装において、スリープモードからの復帰後に書き込み保護が適切に設定されない問題が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。この問題は、インテル x86 ベースのコンピュータのチップセットに搭載されている、BIOSが任意に書き換えられることを防ぐ仕組みのひとつ、BIOS_CNTLレジスタのBIOSLEビットとBIOSWEビットに存在する。

これらの初期値は、保護は無効化になっており、システムがリセットされるとBIOS_CNTLレジスタも初期化される。通常の起動時にはBIOSが再設定を行うが、スリープからの復帰時には適切に再設定されない事例が、特定のDELL製クライアントシステム確認されている(CVE-2015-2890)。またAppleのシステムにおいても類似の問題(CVE-2015-3692)が確認されている。この問題が悪用されると、当該システムに物理アクセス可能で root 権限を持つ攻撃者によって、システムのBIOSを任意のイメージに書き換えられる可能性がある。DELL製品とApple製品では問題を修正するアップデートが公開されているが、CERT/CCでは他の製品においても調査中であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  2. 北九州市立大に不正アクセス、偽警告から遠隔操作され個人情報漏えいか

    北九州市立大に不正アクセス、偽警告から遠隔操作され個人情報漏えいか

  3. クレジットマスター攻撃による不正利用に注意を呼びかけ

    クレジットマスター攻撃による不正利用に注意を呼びかけ

  4. TP-Link製ルータ Archer BE450 および BE7200 にOSコマンドインジェクションの脆弱性

    TP-Link製ルータ Archer BE450 および BE7200 にOSコマンドインジェクションの脆弱性

  5. 添付ファイル分離メールサーバへの不正アクセス 第二報 ~ 保存されていたメール情報が漏えいした可能性

    添付ファイル分離メールサーバへの不正アクセス 第二報 ~ 保存されていたメール情報が漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop