Intel が 16 年前からチップに残していた、途方もないセキュリティの欠陥──そして、その悪用法はここに~SMMのルートキットの扉を開く大失態(その 2)(The Register) | ScanNetSecurity
2025.12.25(木)

Intel が 16 年前からチップに残していた、途方もないセキュリティの欠陥──そして、その悪用法はここに~SMMのルートキットの扉を開く大失態(その 2)(The Register)

WRMSR 命令を利用すれば、OS の開発者は、ローカル APIC をメモリ内の任意の場所に移動するため、プロセッサコアを構成することができる。プロセッサの MSR 0x001b に、新しい物理メモリアドレスを書き込むだけだ。

国際 TheRegister
Intel が、Advanced Programmable Interrupt Controller(APIC)を導入したのは 1993 年頃のことだった。その名が示すとおり、APIC はプロセッサ上での割り込みを管理するものだ。この「割り込み」はハードウェアによって発生する電気パルスで、CPU に対し「いま行っている動きを止めて、この緊急事態に対処せよ」と伝える。それはカウントダウンがゼロになりそうな状態、あるいはハードドライブがデータ転送を終えそうになっているなどの状況であるかもしれない。多くの場合、ドライバは、CPU が行っていた動作を続けるより前に、その割り込みに対処することを最終的に勧告される。

この APIC の設計は分割されている。マザーボード上のそれぞれのプロセッサコア用の「ローカル APIC」と、通常の「IO APIC」だ。この IO APIC はハードウェアと繋がっており、割り込みのシグナルをローカル APIC にルートする。それはコアに割り込みを行うか否かを決定し、またコア同士のメッセージを交換する。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

    ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

  2. 三晃空調にランサムウェア攻撃

    三晃空調にランサムウェア攻撃

  3. 論旨解雇 ~ ジブラルタ生命保険事務社員、転職した同僚に顧客情報を漏えい

    論旨解雇 ~ ジブラルタ生命保険事務社員、転職した同僚に顧客情報を漏えい

  4. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  5. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop