Wi-Fiルータを攻撃し、Androidユーザを感染させるトロイの木馬を発見(カスペルスキー)
カスペルスキーは、Wi-Fiルータを狙うAndroid向けトロイの木馬「Switcher Trojan」を同社Kaspersky Labのリサーチャーが発見したと発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
攻撃者が作成したWebサイトの種類は2つで、中国の検索エンジン「Baidu」のAndroidアプリに偽装したものと、Wi-Fiネットワークに関する情報を共有する中国の人気アプリ「WiFi Master Key」を偽装したものが確認されている。これらのサイトはC&Cサーバとしても機能し、同サイトの感染の統計情報によると、攻撃者はこれまでに主に中国の1,280のWi-Fiネットワークへの不正アクセスに成功したとみられるという。感染に気づくことも駆除することも難しいため、同社ではまずDNS設定に「101.200.147.153」「112.33.13.11」「120.76.249.59」の不正DNSサーバがないか検索するよう勧めている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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