世論操作を狙うフェイクニュースの実態を調査、中国やロシアで複数サービス(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.10.28(水)

世論操作を狙うフェイクニュースの実態を調査、中国やロシアで複数サービス(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、フェイクニュースに関する調査結果を、「トレンドマイクロ セキュリティブログ」にて全3回にわたって公開するとして、同調査のサマリを発表した。

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ニュースサイトへの記事掲載が可能とする中国のサービスの価格表例
ニュースサイトへの記事掲載が可能とする中国のサービスの価格表例 全 3 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は8月29日、フェイクニュースに関する調査結果を、同日より「トレンドマイクロ セキュリティブログ」にて全3回にわたって公開するとして、同調査のサマリを発表した。フェイクニュースとは、社会情勢に影響を与える世論の操作を目的とした、サイバープロパガンダ(宣伝工作)の一種。フェイクニュースのプロセスを「作成・発信」と「拡散」に分類し、それぞれで用いられるアンダーグラウンドサービスや悪用され得る正規サービスについて調査している。

「作成・発信」では、中国やロシアで記事の作成や掲載を請け負うサービスを確認。中国のサービスでは、800ワードまでが100元(約1,600円)、1,500ワードまでが200元(約3,300円)で記事を作成、作成した記事を500~1,300元(約8,200~2万1,000円)で希望のニュースサイトや新聞などで発信できるサービスが存在していた。ロシアのサービスでは、4,000~6,000文字までの記事を作成し、ロシア国内のニュースサイトに掲載することを30万~55万ルーブル(約54万~99万円)などで請け負っていることもわかったという。

「拡散」では、フェイクニュースのプロモーションを請け負うサービスを確認。1ルーブル~170ルーブル(約2円~約310円)で、Instagramで1,000件の「いいね!」を得たり、190ルーブル(約340円)で、Twitterで1,000件のフォロワーを得られるサービスも確認された。別のサイトでは、Facebookの投稿に対して、188米ドル(約2万1,000円)~250米ドル(約2万8,000円)で、1カ月で1,000件のコメントをつけるサービスもあった。インターネット上で行われるアンケートやオンライン署名活動などの結果を操作するサービスも存在するという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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