世論操作を狙うフェイクニュースの実態を調査、中国やロシアで複数サービス(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.08.08(土)

世論操作を狙うフェイクニュースの実態を調査、中国やロシアで複数サービス(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、フェイクニュースに関する調査結果を、「トレンドマイクロ セキュリティブログ」にて全3回にわたって公開するとして、同調査のサマリを発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ニュースサイトへの記事掲載が可能とする中国のサービスの価格表例
ニュースサイトへの記事掲載が可能とする中国のサービスの価格表例 全 3 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は8月29日、フェイクニュースに関する調査結果を、同日より「トレンドマイクロ セキュリティブログ」にて全3回にわたって公開するとして、同調査のサマリを発表した。フェイクニュースとは、社会情勢に影響を与える世論の操作を目的とした、サイバープロパガンダ(宣伝工作)の一種。フェイクニュースのプロセスを「作成・発信」と「拡散」に分類し、それぞれで用いられるアンダーグラウンドサービスや悪用され得る正規サービスについて調査している。

「作成・発信」では、中国やロシアで記事の作成や掲載を請け負うサービスを確認。中国のサービスでは、800ワードまでが100元(約1,600円)、1,500ワードまでが200元(約3,300円)で記事を作成、作成した記事を500~1,300元(約8,200~2万1,000円)で希望のニュースサイトや新聞などで発信できるサービスが存在していた。ロシアのサービスでは、4,000~6,000文字までの記事を作成し、ロシア国内のニュースサイトに掲載することを30万~55万ルーブル(約54万~99万円)などで請け負っていることもわかったという。

「拡散」では、フェイクニュースのプロモーションを請け負うサービスを確認。1ルーブル~170ルーブル(約2円~約310円)で、Instagramで1,000件の「いいね!」を得たり、190ルーブル(約340円)で、Twitterで1,000件のフォロワーを得られるサービスも確認された。別のサイトでは、Facebookの投稿に対して、188米ドル(約2万1,000円)~250米ドル(約2万8,000円)で、1カ月で1,000件のコメントをつけるサービスもあった。インターネット上で行われるアンケートやオンライン署名活動などの結果を操作するサービスも存在するという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「東京アプリ」の運営に係るコールセンター業務で1名の個人情報漏えい

    「東京アプリ」の運営に係るコールセンター業務で1名の個人情報漏えい

  2. 停職1ヶ月 ~ 市職員が飲食店関係者に関する市税等の情報を口外

    停職1ヶ月 ~ 市職員が飲食店関係者に関する市税等の情報を口外

  3. ADサーバ上のデータが外部へ転送されたと判断 ~ 精電舎電子工業にランサムウェア攻撃

    ADサーバ上のデータが外部へ転送されたと判断 ~ 精電舎電子工業にランサムウェア攻撃

  4. リチェルカセキュリティ、防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」研究課題で「AA(想定以上の成果)」獲得

    リチェルカセキュリティ、防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」研究課題で「AA(想定以上の成果)」獲得

  5. 調査データの加工や転用 ~ 大和ハウス工業子会社が受託した地盤調査業務で不適切行為

    調査データの加工や転用 ~ 大和ハウス工業子会社が受託した地盤調査業務で不適切行為

ランキングをもっと見る
PageTop