「Drupal」に、リモートからシステムデータを改変される新たな脆弱性(JPCERT/CC、IPA)
JPCERT/CCは、「Drupal」の脆弱性(CVE-2018-7602)に関する注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
これはDrupalが4月25日(現地時間)に、セキュリティアドバイザリ情報(SA-CORE-2018-004)を発表したことを受けたもの。この脆弱性が悪用されると、リモートからの攻撃によってシステムデータを改変される可能性がある。
対象となるバージョンは、「Drupal 8.5.3 より前のバージョン」および「Drupal 7.59 より前のバージョン」。なお、すでにサポートが終了している「Drupal 8.4 系」も本脆弱性の影響を受けるとのことで、Drupalでは一時的な回避策として修正バージョンを公開している。
修正済みのバージョンは、「Drupal 8.5.3」「Drupal 7.59」「Drupal 8.4.8」。JPCERT/CCおよびIPAでは、十分なテストを実施の上で修正済みバージョンを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》