Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性を検証(NTTデータ先端技術) | ScanNetSecurity
2026.01.23(金)

Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)

NTTデータ先端技術は、「Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(CVE-2020-1938)についての検証レポート」を公開した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
本脆弱性を悪用した攻撃の例
本脆弱性を悪用した攻撃の例 全 3 枚 拡大写真
NTTデータ先端技術株式会社は3月9日、「Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(CVE-2020-1938)についての検証レポート」を公開した。この脆弱性は、2月24日にApache Software Foundationにより公表されたもの。同社の松本拓也氏、上原渓一郎氏が報告している。

本脆弱性は、AJPにおけるAttributeに関する適切な処理が行われないことに起因するもの。この脆弱性が悪用された場合、リモートの攻撃者が任意のファイルを窃取できる可能性がある。また、Webアプリケーションがサーバへのファイルアップロードや保存を許可している場合、リモートから任意のコードが実行される可能性がある。

この脆弱性の再現性について検証を行った。検証は、Ubuntu 18.04.2 64bit、およびApache Tomcat 8.5.32をターゲットシステムとして実施した。まず、脆弱性が存在するApache TomcatのAJPプロトコル通信を受け付けるポート(例:TCP 8009)に対して不正なAJPリクエストを送信し、Webアプリケーションのルートディレクトリにあるファイルの読み取りが可能なことを確認。攻撃対象サーバに対する概念実証コードの実行により、Webアプリケーションのルートディレクトリにあるweb.xmlファイルの内容をリモートから取得できることが確認できた。

また、攻撃対象サーバ上の/etc/passwdを表示するよう記述したJSPファイルをpasswd.txtというファイル名であらかじめアップロードしておき、概念実証コードを利用して読み取ることによって、リモートからのコード実行を試みた。攻撃対象のサーバに対して攻撃者サーバからAJPリクエストを送信することで、攻撃対象サーバ上の/etc/passwdを表示するコードをリモートから実行できた。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

    Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

  2. 大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

    大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

  3. 沖縄県立看護大学にランサムウェア攻撃、教務支援システムが利用できない状態に

    沖縄県立看護大学にランサムウェア攻撃、教務支援システムが利用できない状態に

  4. ドキュメント共有を装うフィッシングメール発信で認知 ~ 東京都立大学教員の Google アカウントに不正アクセス

    ドキュメント共有を装うフィッシングメール発信で認知 ~ 東京都立大学教員の Google アカウントに不正アクセス

  5. 興和江守でランサムウェア感染、取引先への受注出荷業務に遅滞

    興和江守でランサムウェア感染、取引先への受注出荷業務に遅滞

ランキングをもっと見る
PageTop