だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー | ScanNetSecurity
2026.04.25(土)

だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー

作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

調査・レポート・白書・ガイドライン ブックレビュー
一田 和樹
一田 和樹 全 1 枚 拡大写真
 作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

--

 今春角川新書で復刊された『超限戦』は 1999 年に中国のふたりの軍人によって書かれた本であり、その予言(アメリカ同時多発テロ)が二年後に現実のものとなって注目を浴びた。本書は 21 世紀の戦争を予言したもので、具体的に起こり得るもののひとつとしてアルカイダによるアメリカへの攻撃(国家をゆるがすレベル)が指摘されていた。そして 20 年前に書かれた本でありながら、いまだに世界の多くの国はそこに描かれた 21 世紀の戦争に対応できていない。

 『超限戦』は 21 世紀の戦争の教科書とも言える存在だが、残念なことに角川新書で復刊されるまで我が国では長らく入手が困難だった。そのため『超限戦』という名前は知っていても内容を知らない、あるいは存在自体を知らない人も少なくない。加えて言うと読んでも必ずしも理解していない人も少なくない。『超限戦』を「安全保障」と「ネット企業への影響」というふたつの側面から前後編に分けて紹介してみたい。本稿をご覧になって関心を持った方は原典をお読みになることをお勧めする。

《一田 和樹》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. IPA が SCS評価制度の詳細を公表

    IPA が SCS評価制度の詳細を公表

  2. 医療システム開発企業のコーポレートサイトで SSL 証明書が有効期限切れ

    医療システム開発企業のコーポレートサイトで SSL 証明書が有効期限切れ

  3. 受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

    受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

  4. 村田製作所への不正アクセス 第2報 ~ 顧客・取引先・従業員の個人情報不正取得を確認

    村田製作所への不正アクセス 第2報 ~ 顧客・取引先・従業員の個人情報不正取得を確認

  5. デジタル庁「政府情報システムにおける脅威の検知・対応のためのログ取得・分析導入ガイドブック」に NTTデータ先端の技術者がレビュー協力

    デジタル庁「政府情報システムにおける脅威の検知・対応のためのログ取得・分析導入ガイドブック」に NTTデータ先端の技術者がレビュー協力

ランキングをもっと見る
PageTop