だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー | ScanNetSecurity
2026.06.05(金)

だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー

作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

調査・レポート・白書・ガイドライン ブックレビュー
一田 和樹
一田 和樹 全 1 枚 拡大写真
 作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

--

 今春角川新書で復刊された『超限戦』は 1999 年に中国のふたりの軍人によって書かれた本であり、その予言(アメリカ同時多発テロ)が二年後に現実のものとなって注目を浴びた。本書は 21 世紀の戦争を予言したもので、具体的に起こり得るもののひとつとしてアルカイダによるアメリカへの攻撃(国家をゆるがすレベル)が指摘されていた。そして 20 年前に書かれた本でありながら、いまだに世界の多くの国はそこに描かれた 21 世紀の戦争に対応できていない。

 『超限戦』は 21 世紀の戦争の教科書とも言える存在だが、残念なことに角川新書で復刊されるまで我が国では長らく入手が困難だった。そのため『超限戦』という名前は知っていても内容を知らない、あるいは存在自体を知らない人も少なくない。加えて言うと読んでも必ずしも理解していない人も少なくない。『超限戦』を「安全保障」と「ネット企業への影響」というふたつの側面から前後編に分けて紹介してみたい。本稿をご覧になって関心を持った方は原典をお読みになることをお勧めする。

《一田 和樹》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

    横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

  2. 穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

    穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

  3. DMARCポリシーは reject を推奨 ~「フィッシング対策ガイドライン 2026年度版」公開

    DMARCポリシーは reject を推奨 ~「フィッシング対策ガイドライン 2026年度版」公開

  4. Booking.comへの不正アクセス、売上金受領口座情報が改ざん 約 900 万円の損失が発生

    Booking.comへの不正アクセス、売上金受領口座情報が改ざん 約 900 万円の損失が発生

  5. データはパスワードで保護 ~ 関市の学校で図書管理システム用パソコンのバックアップデータを保存していた USBメモリ紛失

    データはパスワードで保護 ~ 関市の学校で図書管理システム用パソコンのバックアップデータを保存していた USBメモリ紛失

ランキングをもっと見る
PageTop