だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー | ScanNetSecurity
2026.05.19(火)

だれも知らない日本のもうひとつの敗戦 - 21 世紀の安全保障の概念を根底から変えた『超限戦』レビュー

作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

調査・レポート・白書・ガイドライン ブックレビュー
一田 和樹
一田 和樹 全 1 枚 拡大写真
 作家・評論家の一田和樹氏に、今年復刊されたサイバーセキュリティ分野の超重要書のレビューを依頼し快諾をいただきました。本稿前編を終戦記念日を目前に控える今週配信します。

--

 今春角川新書で復刊された『超限戦』は 1999 年に中国のふたりの軍人によって書かれた本であり、その予言(アメリカ同時多発テロ)が二年後に現実のものとなって注目を浴びた。本書は 21 世紀の戦争を予言したもので、具体的に起こり得るもののひとつとしてアルカイダによるアメリカへの攻撃(国家をゆるがすレベル)が指摘されていた。そして 20 年前に書かれた本でありながら、いまだに世界の多くの国はそこに描かれた 21 世紀の戦争に対応できていない。

 『超限戦』は 21 世紀の戦争の教科書とも言える存在だが、残念なことに角川新書で復刊されるまで我が国では長らく入手が困難だった。そのため『超限戦』という名前は知っていても内容を知らない、あるいは存在自体を知らない人も少なくない。加えて言うと読んでも必ずしも理解していない人も少なくない。『超限戦』を「安全保障」と「ネット企業への影響」というふたつの側面から前後編に分けて紹介してみたい。本稿をご覧になって関心を持った方は原典をお読みになることをお勧めする。

《一田 和樹》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. マイクロソフトが 5 月のセキュリティ情報公開、CVSS 基本値が 9.8 以上と高いスコアの脆弱性が 4 件

    マイクロソフトが 5 月のセキュリティ情報公開、CVSS 基本値が 9.8 以上と高いスコアの脆弱性が 4 件

  2. セキュリティ統制構築セミナーを開催(NTTデータ・セキュリティ、TDCソフトウェアエンジニアリング)

    セキュリティ統制構築セミナーを開催(NTTデータ・セキュリティ、TDCソフトウェアエンジニアリング)

  3. 2位とトリプルスコア ~ AnthropicバグバウンティプログラムでGMO Flatt SecurityのRyotaK氏が1位を記録

    2位とトリプルスコア ~ AnthropicバグバウンティプログラムでGMO Flatt SecurityのRyotaK氏が1位を記録

  4. 20万2,581件のスパムメール送信の可能性 ~ 国交省「子育てエコホーム支援事業」事務事業者 博報堂が利用するメールサーバに不正アクセス

    20万2,581件のスパムメール送信の可能性 ~ 国交省「子育てエコホーム支援事業」事務事業者 博報堂が利用するメールサーバに不正アクセス

  5. スマートフォンアプリ「くら寿司 公式アプリ」に証明書検証不備の脆弱性

    スマートフォンアプリ「くら寿司 公式アプリ」に証明書検証不備の脆弱性

ランキングをもっと見る
PageTop