1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い | ScanNetSecurity
2024.06.20(木)

1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い

英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

国際 TheRegister
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い 全 1 枚 拡大写真
 英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

 英国の航空事故調査局(AAIB)が木曜日に発表した報告書 [ PDF ] によると発生したエラーの原因は、搭乗者リストで「 Miss 」と表記された乗客を、チェックイン用ソフトウェアが「子供」と解釈してしまったことだという。そのため、大人であれば 69 キロ(約 152 ポンド)を割り当てるところを、子供の体重である 35 キロ(約 77 ポンド)を割り当ててしまった。

 AAIB の報告書は、このエラーは「Miss」という語の理解についての文化的な相違にもとづくとしている。

 「システムのプログラミングは英国で行われたものではない。プログラミングが行われた国では、「 Miss 」という敬称は子供に使用され、成人女性には「 Ms 」を使用する。そのためにエラーが起きた」と報告書に記されている。

 The Register ではシステムのプログラミングが行われた場所を TUI に問い合わせたが、質問書への回答ではその点については無視された。

《The Register》

この記事の写真

/

特集

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. グリコの基幹システム障害、一部商品出荷を 6 / 25 以降再開

    グリコの基幹システム障害、一部商品出荷を 6 / 25 以降再開

  2. 「プレミアムバンダイ」会員情報漏えいの可能性、委託先従業員が私物ハードディスクを使用

    「プレミアムバンダイ」会員情報漏えいの可能性、委託先従業員が私物ハードディスクを使用

  3. セキュリティ企業の セキュリティ企業による セキュリティ企業のための投資ファンド ~ GSX 青柳史郎が語る「日本サイバーセキュリティファンド」設立趣旨

    セキュリティ企業の セキュリティ企業による セキュリティ企業のための投資ファンド ~ GSX 青柳史郎が語る「日本サイバーセキュリティファンド」設立趣旨PR

  4. 横浜国立大学 学生間でメールアドレスが閲覧可能に 1万人利用可のクラウドサービスで

    横浜国立大学 学生間でメールアドレスが閲覧可能に 1万人利用可のクラウドサービスで

  5. 日本の CISO の 66%「ヒューマンエラーは最大のサイバー脆弱性」 ~ プルーフポイント「CISO意識調査レポート 2024」

    日本の CISO の 66%「ヒューマンエラーは最大のサイバー脆弱性」 ~ プルーフポイント「CISO意識調査レポート 2024」

ランキングをもっと見る
PageTop