トレンドマイクロ、「Log4j」の脆弱性について解説 | ScanNetSecurity
2025.11.14(金)

トレンドマイクロ、「Log4j」の脆弱性について解説

 トレンドマイクロ株式会社は12月23日、「Log4Shell」に続いて確認された「Log4j」の脆弱性についての解説を同社ブログに発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 トレンドマイクロ株式会社は12月23日、「Log4Shell」に続いて確認された「Log4j」の脆弱性についての解説を同社ブログに発表した。

 Apache Log4jで確認されたサービス拒否(DoS)攻撃に関連する脆弱性(CVE-2021-45105)は、「Log4Shell」(CVE-2021-44228)の直接的な亜種ではないが、同種の攻撃経路で攻撃者が制御するログ情報のLookup機能を悪用する点で類似している。

 Apache Log4jのAPIは、Lookupにおける変数の置換をサポートしており、細工された変数を用いることで制御不能な再帰的な置換により、アプリケーションをクラッシュさせることが可能となり、Lookupのコマンドを制御できる攻撃者が不正なLookup変数を細工し、DoS攻撃を引き起こすことができる。

 ブログでは「Log4j」の脆弱性について、コードの流れを示し解説、12月18日にApacheからリリースされた修正パッチの解析や脆弱性利用の実証も行っている。

 ブログでは最後に、「Log4j」の脆弱性の利用に関連する手法は現在大きく注目を集めており、修正パッチの有無にかかわらず、さらなる脆弱性が発見される可能性もあると注意を呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 国勢調査指導員 業務パソコンから自身所有の携帯端末へメールを送信したが届かず

    国勢調査指導員 業務パソコンから自身所有の携帯端末へメールを送信したが届かず

  2. 広島銀行のアンケート回答者の情報が漏えい ~ ローレルバンクマシンの入力補助ツールへの身代金要求を伴う不正アクセス

    広島銀行のアンケート回答者の情報が漏えい ~ ローレルバンクマシンの入力補助ツールへの身代金要求を伴う不正アクセス

  3. EDR のセキュリティアラート解析 5 つの重要ポイント

    EDR のセキュリティアラート解析 5 つの重要ポイント

  4. 不正アクセスの入口となったネットワーク機器の廃止ほか ~ はるやまホールディングス 不正アクセス最終報

    不正アクセスの入口となったネットワーク機器の廃止ほか ~ はるやまホールディングス 不正アクセス最終報

  5. 犯行声明を把握 ~ アスクルへのランサムウェア攻撃

    犯行声明を把握 ~ アスクルへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop