NISC サイバーセキュリティ政策年表から考える、政府の考え やろうとしていること | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

NISC サイバーセキュリティ政策年表から考える、政府の考え やろうとしていること

NISCが公開している「サイバーセキュリティ政策の経緯」という資料を元に、日本のサイバーセキュリティ政策を経緯を俯瞰してみたい。

特集 コラム
サイバーセキュリティ政策の経緯’( https://www.soumu.go.jp/main_content/000463592.pdf )
サイバーセキュリティ政策の経緯’( https://www.soumu.go.jp/main_content/000463592.pdf ) 全 1 枚 拡大写真
 サイバーセキュリティは、研究者やユーザーが使うコンピュータの上の話から、企業の業務システム、そして産業分野の問題へと変化していった。さらに近年では、国家政策や安全保障にかかわる議論が活発になっている。

 日本でも、e-Japan に始まり現在の世界最先端デジタル国家創造宣言まで、サイバーセキュリティは国家の IT 戦略議論の中心課題のひとつである。だが、その全体や経緯を把握している人は少ないのではないだろうか。近年は特にそうだ。分野毎にサイロ化している。

 本稿は、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)の公開する資料「サイバーセキュリティ政策の経緯」を元に日本のサイバーセキュリティ政策の歴史と経緯を 3,500文字で俯瞰する試みである。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  3. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  4. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  5. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  6. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  7. 情報処理学会、高等学校情報科の全教科書の用語リスト公開

    情報処理学会、高等学校情報科の全教科書の用語リスト公開

  8. Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

    Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

  9. 国内カード発行会社のドメイン毎の DMARC 設定率 36.2%「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年10-12月版)」公表

    国内カード発行会社のドメイン毎の DMARC 設定率 36.2%「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年10-12月版)」公表

  10. LINE client for iOS にサーバ証明書の検証不備の脆弱性

    LINE client for iOS にサーバ証明書の検証不備の脆弱性

ランキングをもっと見る