サイレントクーデター 超限政変 第3回「日本人ハッカーが行方不明」 | ScanNetSecurity
2026.02.23(月)

サイレントクーデター 超限政変 第3回「日本人ハッカーが行方不明」

よくあるスパムの一種ではない。なぜなら書いてあることが全て事実だ。言葉使いはていねいだが、どうみても脅迫だろう。会ってオレから金を巻き上げるつもりなのか?

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サイレントクーデター 超限政変:工藤伸治のセキュリティ事件簿 外伝(イラスト:SRBGENk )
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 数カ月前から国内のハッカーが次々と行方不明になっていた。いや、正確に言えば所在も連絡先もわかっているのだが、都心を離れて隠遁生活を送り、連絡してもろくに返事が来ない状況だ。近しい知り合いとは頻繁に連絡を取り合っているようだが、それでもなにをしているかはわからない。まるでカルトに入信したみたいだが、ハッカーたちはそれぞれ違う場所にいる。どこかに集められているわけではない。

 オレの名前は工藤邦彦(くどう くにひこ)。しがないフリーランスのサイバーセキュリティコンサルタントだ。というとカッコよく聞こえるが、やっているのは大手に頼めないどぶさらいだ。表沙汰にしたくない内部犯行や世間体を守るために被害を隠蔽する……大手はそういう仕事は引き受けない。信用ってものがあるからな。オレの出番というわけだ。

 そんなオレがこの事件と革命家に関わることになったのは、一カ月前に来た一通のメールからだった。


《一田 和樹》

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