オンライン会議出席者の眼鏡から情報漏えい | ScanNetSecurity
2026.03.15(日)

オンライン会議出席者の眼鏡から情報漏えい

「今後普及する 4Kカメラであれば、ほぼすべての Webサイトや一部のテキスト文書のほとんどのヘッダーテキストを盗み見ることができるようになることがわかりました」と、研究者のヤン・ロングは語った。

国際 TheRegister
オンライン会議出席者の眼鏡から情報漏えい
オンライン会議出席者の眼鏡から情報漏えい 全 1 枚 拡大写真

 米国のミシガン大学と中国の浙江大学の研究者らが、注意を呼びかけている。メガネをかけた状態で動画会議に参加すると、ディスプレイに映る機微情報がメガネに反射して意図せず流出してしまうことがあるというのだ。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックによってリモートワークが増えるにつれ、動画会議が一般に普及した。今回の研究を行った研究者らは、それによってプライバシーやセキュリティにどのような問題が生じているかにさらに注目が必要だと主張しており、メガネの反射を盗み見るという特異な攻撃手法に着目してきた。

 ArXiv で公開の論文「Private Eye: On the Limits of Textual Screen Peeking via Eyeglass Reflections in Video Conferencing(偵察:動画中のメガネの反射像を通して、画面上のテキストをどれほど盗み見ることが可能か)」のなかで、研究者のヤン・ロング、チェン・ヤン、シリン・シャオ、シヴァン・プラサド、ウェンユアン・シュー、およびケヴィン・フーは、メガネのレンズに反射した動画スクリーンの像を分析した。

 「本論文では、一連の動画フレームを対象にマルチフレーム超解像技術を適用する光学的攻撃に基づく、実際に使用される可能性がある脅威モデルに関して、調査およびその特徴の記述を行う」と、この論文を執筆したコンピュータ科学者は説明している。

「我々が作成した複数のモデル、および統制下の実験室環境での実験結果は、720 p の Webカメラの動画から、画面上で高さ 10 mm しかないテキストを、75 %を超える正確性で再構築して認識することが可能であることを示している」


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  2. 攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

    攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

  3. アドバンテストのネットワークに不正アクセス、ランサムウェア展開可能性

    アドバンテストのネットワークに不正アクセス、ランサムウェア展開可能性

  4. つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

    つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

  5. 誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

    誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

ランキングをもっと見る
PageTop