オープンソース開発者をパニックに陥れた EUサイバーレジリエンス法 最終決定 | ScanNetSecurity
2026.10.29(木)

オープンソース開発者をパニックに陥れた EUサイバーレジリエンス法 最終決定

 サイバーレジリエンス法に対する懸念は、10 月にも表明化していた。サイバーレジリエンス法をまとめる際に欧州委員会がオープンソースコミュニティをほとんど無視していたことが明らかになったからだ。幸いなことに最新バージョンはこれらの懸念に対処しているようだ。

国際 TheRegister
Political agreement on Cyber Resilience Act(https://ec.europa.eu/)
Political agreement on Cyber Resilience Act(https://ec.europa.eu/) 全 1 枚 拡大写真

 欧州連合(EU)の議会と理事会は、サイバーレジリエンス法(CRA)について合意に達し、待望のセキュリティ規制について、最終承認・採択への道筋をつけるとともに、オープンソースソフトウェアを除外する新たな規則を定めた。

 CRA は、2022 年 9 月に欧州委員会が提出したもので、赤ちゃんモニターからルーターに至るまで、すべてのハードウェアおよびソフトウェア製品にサイバーセキュリティの必須要件を課すものである。

 議会と理事会での採択から 20 日後に施行される CRA は、ハードウェアおよびソフトウェアメーカーにいくつかの威圧的な目標を達成することを求めるものとなる。この規則には、新たに発見された脆弱性が悪用されている場合に 24 時間以内に開示することや、5 年間のセキュリティパッチサポート、すべてのセキュリティ機能の完全な文書化などが含まれている。

 製造業者、輸入業者、流通業者は、36 か月以内にこの要件を採用しなければ、最高で 1,500 万ユーロまたは世界での年間総売上高の 2.5 %以下の罰金を科せられる。

 セキュリティが強化されるのは良いことだが、CRA がオープンソースソフトウェアに及ぼす潜在的な影響について懸念が提起されてきた。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 釧路市が市立小中学校の学習用端末の管理運用を委託しているポータスにランサムウェア攻撃

    釧路市が市立小中学校の学習用端末の管理運用を委託しているポータスにランサムウェア攻撃

  2. 「タイムズカー」への不正アクセス、本人確認書類画像データが漏えいした顧客に 3,000円相当を見舞いとして支払い

    「タイムズカー」への不正アクセス、本人確認書類画像データが漏えいした顧客に 3,000円相当を見舞いとして支払い

  3. JFEケミカルに不正アクセス、データの不正取得が判明

    JFEケミカルに不正アクセス、データの不正取得が判明

  4. 製薬企業向けサービス「MR君」へ不正アクセス、一部の医師会員と製薬企業の担当者に関する情報が漏えい

    製薬企業向けサービス「MR君」へ不正アクセス、一部の医師会員と製薬企業の担当者に関する情報が漏えい

  5. リゾートトラストのウェブサイトに不正アクセス、約 2万6,000件の会員情報が漏えい

    リゾートトラストのウェブサイトに不正アクセス、約 2万6,000件の会員情報が漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop