マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」リリース、解析レポートの出力形式を追加 | ScanNetSecurity
2025.12.05(金)

マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」リリース、解析レポートの出力形式を追加

 株式会社FFRIセキュリティは5月2日、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」のリリースを発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス

 株式会社FFRIセキュリティは5月2日、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」のリリースを発表した。

 FFRI yarai analyzer Professionalは、検査対象ファイルフォルダを自動解析し、レポート出力までを一括で行うマルウェア自動解析システムで、ユーザーは外部ベンダーに依頼することなく、マルウェアがどのような挙動を行うのかを解析できるため、攻撃者の意図を分析し、迅速かつ効率的な対策が可能となる。マルウェアの挙動を時系列でレポートする機能や、プロセス・スレッドの相関分析機能、それらの結果をIDA(マルウェアの逆アセンブラツール)へインポートする機能などを搭載し、マルウェア解析者の負担を軽減する。

 FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7では、対応OSの追加や、解析レポートの出力形式の追加、Web API機能の追加などのユーザビリティの向上を目的とした機能追加を中心に行っている。解析レポートの出力形式はこれまでHTML形式のみだったが、同等の情報を持つXML形式を追加した他、解析結果の概要のみを出力するYAML形式のレポートを追加している。

 また、サードパーティのアプリケーションとの連携を目的としたHTTPベースのWeb APIも追加したことで、FFRI yarai analyzer Professionalの基本的な機能である、検体(マルウェア)解析、解析ステータス及び結果の取得・削除、解析レポートの取得などの機能が連携元のアプリケーションから利用可能となった。

 その他、クローラーで検体ファイルを解析する前に、ホスト側で静的解析エンジンによるスキャンを実施するprescan機能の追加などが行われている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  3. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  4. セキュリティインシデントの隠蔽を暴く新サービスをスイスの企業が開始

    セキュリティインシデントの隠蔽を暴く新サービスをスイスの企業が開始

  5. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop