アメリカ主導のセキュリティ情報に依存するリスク ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2024年度第4四半期)」公開 | ScanNetSecurity
2026.01.14(水)

アメリカ主導のセキュリティ情報に依存するリスク ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2024年度第4四半期)」公開

 株式会社NTTデータグループは9月10日、「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2024年度第4四半期)」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
本稿で検討した代替手段のまとめ
本稿で検討した代替手段のまとめ 全 1 枚 拡大写真

 株式会社NTTデータグループは9月10日、「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2024年度第4四半期)」を公開した。

 NTTデータグループでは、顧客やグループ内でのセキュリティ被害抑止を目的に、ニュースリリースやWebサイト、新聞、雑誌等の公開情報を収集し、セキュリティに関するグローバル動向を調査しており、同レポートはサイバーセキュリティ動向の変化を捉えるために作成している。

 同レポートでは、2024年度第4四半期におけるグローバル動向として、第2期トランプ政権によるサイバーセキュリティ施策への影響、ClickFixによるソーシャルエンジニアリング攻撃、IoTデバイスを介したランサムウェア攻撃などを取り上げ、事例の解説・分析や分野別動向、セキュリティに関する出来事をタイムラインにまとめて記載している。また、同四半期を踏まえた今後のサイバーセキュリティ動向について予測している。

 同レポートでは注目トピックとして、第2期トランプ政権下でMITREへの資金提供停止でCVEプログラムの継続が危ぶまれたこと、2025年2月に米国サイバーセキュリティー・インフラセキュリティー庁(CISA)が全職員の10%にあたる約300人を解雇したこと、CISへの1,000万ドルの資金提供の中止など、サイバーセキュリティ分野で混乱が生じたことを取り上げ、CVE、NVD、KEVカタログなど、アメリカ主導のセキュリティ情報に依存するリスクを明らかにしたと指摘している。

 また、アメリカの組織が提供しているセキュリティ情報が入手できなくなった際の代替策として、ENISAのEUVD、JPCERT/CCとIPAによるJVN、有償のVulDBなどを紹介するとともに、CVE IDの発番はMITRE社に依存せずに製品ベンダが参加できるCNA(CVE Numbering Authorities)で実施可能で、NVDもCNAやCISAが情報を付加しており、冗長性を担保した運営へ改善していることを解説している。現在、使用している情報源が突然停止した場合に備えて、重要な脆弱性情報の代替の入手手段を検討しておくことは、事業継続性の確保の観点から重要であるとしている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. モバイル 4 社が呼びかけ フィッシングメールは DMARC だけではなくならない 今だからこそ見直したい SPF の設定不備 ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #02

    モバイル 4 社が呼びかけ フィッシングメールは DMARC だけではなくならない 今だからこそ見直したい SPF の設定不備 ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #02

  2. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  3. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  4. ギグワークスのサーバに不正アクセス

    ギグワークスのサーバに不正アクセス

  5. 徳島大学病院に不正アクセス、16,945 件の患者情報が漏えいした可能性

    徳島大学病院に不正アクセス、16,945 件の患者情報が漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop