株式会社ラックは11月10日、Autodesk Installerにおける権限昇格の脆弱性(CVE-2025-10885)について「LAC WATCH」で発表した。同社 飯田雅裕氏が発見、同社からZero Day Initiative(ZDI)に報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Autodesk Installer 2.18以下のバージョン
米オートデスク社が提供するソフトウェア「Autodesk Installer」は、オートデスク社が提供する別ソフトウェアのインストールに使用される常駐サービスで、CVE-2025-10885は当該ソフトウェアの常駐サービスに対して細工されたファイルを実行するように指示を送ることで、一般ユーザーがSYSTEM権限で任意コードを実行することが可能となる。
ラックでは、製品開発者が提供する情報をもとに、当該ソフトウェアを最新版のバージョンにアップデートするよう呼びかけている。
