一般社団法人情報処理学会は12月17日、安心安全なデジタル社会の実現に向けて必要となるコンピュータセキュリティ技術、プライバシーおよびトラストに関する論文、特に人間を中心とした研究アプローチをとる論文を広く募集すると発表した。
本特集号「安心安全なデジタル社会を実現するセキュリティとトラスト」では、暗号技術やプライバシー強化技術などの情報セキュリティ基盤技術を利用・実装する際のユーザビリティに関する調査、セキュリティ・プライバシーに関する人間の認識や意思決定や行動特性の調査、デジタル社会の進展に伴う新たなリスクや倫理課題およびその解決策の検討、デジタル社会を前提とした新たなトラスト形成に寄与する研究などを含む研究論文を広く募集している。
また本特集号では、研究論文に加え、いわゆるSoK(Systematization of Knowledge)論文として、既存研究における知見の体系化を行う論文、既存研究に対する新たな洞察・分類法・再評価を提供する論文、既存の研究手法や評価方法を整理・評価する論文なども募集している。
投稿締切は2026年2月24日で、特集号予定は2026年12月号としている。なお、査読手続きについては通常の論文誌投稿論文と同一だが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(8週間)より短縮される。
論文の執筆要領は「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内に依る。
