サイバーセキュリティカンファレンス「DEF CON」は、いわゆる“エプスタイン・ファイル(註)”に名が挙がっている 3 名について、将来の全てのイベントへの参加を禁じる追放者リストに追加した。なお、この 3 名は誰一人として刑事責任を問われているわけではない。
( [編集部註] エプスタイン・ファイル:2008 年に未成年への性加害で有罪判決を受けて性犯罪者登録が義務付けられたアメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインが送受信した電子メールを含む数百万ページ規模の巨大アーカイブ。このファイルの存在は、エプスタインが政財界の超大物や文化人、名門大学や研究機関等に対して、広範かつ強力な社会的影響力を行使していたことを明らかにした。ジェフリー・エプスタインは児童の人身売買と児童の性的搾取で 2019 年に起訴され拘留中に死亡している)
禁止対象となったのは、パブロス・ホルマン(Pablos Holman)、ヴィンチェンツォ・イオッツォ(Vincenzo Iozzo)、伊藤穰一(Joichi “Joi” Ito)の 3 名で、彼らは 2026 年最初の追放者リスト追加メンバーとなる。運営側は、性犯罪者であるエプスタインとの接点が今回の措置の根拠だと説明している。
3 名はいずれも、過去 10 年間に「エプスタインと仕事上の関わりがあった」もしくは「利益を得た」あるいは「その他の形で関係を持っていた」文脈でエプスタイン・ファイルに名前が挙がっている。ただし繰り返しになるが、3 名全員とも犯罪への関与は指摘されていない。
公開されたメールによれば、パブロス・ホルマンとエプスタインの関係は遅くとも 2010 年に遡る。政治に特化した米メディア Politico の報道では、2013 年にエプスタインはホルマンとの面会を予定していたとされるが、実際に会ったかどうかは不明だ。

