GMOインターネット株式会社は10月24日、10月21日に公表した「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスについて、第4報を発表した。
同社では10月20日に、「お名前.com デスクトップクラウド」の一部顧客のサーバ環境に、第三者による不正なプログラムの設置を確認しており、その後の調査と顧客からの報告で、サーバ内に保存されていた取引口座のログイン情報等が第三者に取得され、不正に利用された可能性が判明していた。
同社では、インターネットインフラ事業者として本事態を極めて重く受け止め、顧客の保護を最優先とする観点から、特別措置として下記の対応を進めている。
1.本件に対する見舞金の支払い
同サービスを現在利用しているすべての顧客に対し、金銭的被害の有無にかかわらず、見舞金として一律5,000円を支払い。
2.代替サービスの提供と6ヶ月間の無償化
同サービスを契約中の顧客で、引き続きWindowsデスクトップ環境の利用を希望するすべての顧客に、独立したクラウド基盤上で運用している代替サービスへの乗り換えを案内。乗り換え後は、6ヶ月間無償で利用可能。
3.顧客の取引口座における不正取引による損失の補償
本件の不正アクセスに起因して、顧客の意思によらない取引が行われ、顧客の取引口座に発生した実現損失を補償
また同社は、本件の攻撃者とみられる者から金銭の要求を受けており、あわせて、要求に応じない場合には、同社および顧客に関する情報を公開する等の行為に及ぶ旨の連絡を受けている。同社では本件脅迫行為について、通信記録等の全証拠を警察当局(サイバー犯罪対策部門)に提出し、刑事事件として厳正な捜査を要請している。
同社は、取得された情報の削除や不正利用の防止が保証されるものではないため、攻撃者からの要求には応じないとしている。
同社では、インターネットインフラを担う事業者としての社会的責任と危機感に基づき、「国民の財産とサイバー空間の信頼を守るための能動的サイバー防御の『発動第1号』事案」として本件を位置付け、国主導による攻撃基盤の追跡・遮断および無力化に向けた実効的な措置を講じるよう、政府関係機関へ強く具申(緊急要請)したとのこと。

