2ヶ月間で500回以上のコンピュータ攻撃を受ける(カナダ政府)
カナダのセキュリティ会社、Electronic Warfare Associates Canada社がカナダ政府の依頼を受け、昨年(1999年)10月から2ヶ月間にわたり政府機関のコンピュータ・システムを調査した。その結果、カナダ政府および軍のコンピュータ・システムが2ヶ月にわたり531回の攻撃を
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カナダ政府のコンピュータ・システムは定期的にスキャンされ、攻撃を受けていた。特に政府機関の主要ウェブサイトは週10件以上の攻撃に遭い、多い時には週40件を越えた。
攻撃のほとんどはカナダ国内からで、次に多いのが英国と米国、そしてごく僅かではあるが中国やロシアからの攻撃も検出された。また調査期間中、34件のサービス使用不能攻撃を確認したがどれも失敗に終わっていた。
この報告を受けて、カナダ国防省通信安全機構(CSE)の広報担当Kevin Mills氏は「これでカナダ政府が攻撃のターゲットとなっていたことが明白になった。ハッカーは 政府機関のコンピュータ・システムを防御しているファイアーウォールや他のセキュリティ対策ツールの突破に失敗したようだが、今回が無事だったからと言って、決して安穏としてはいられない」と述べた。
報告書はカナダ政府に対し、さらに多くのハッカー検出システムを政府機関のコンピュータ・システムに実装するよう提言している。
《ScanNetSecurity》