1999年度の年次報告書を発表(米中央情報局) | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

1999年度の年次報告書を発表(米中央情報局)

 米中央情報局(CIA)は先週(5月第1週)、全米情報機関に関する1999年度の年次報告書を発表した。それによるとCIAは、スパイ活動を摘発し情報を共有するインターネット・ツールの開発に多くの時間を割いていたことが分かった。George Tenet CIA長官は、報告書中で1999年

国際 海外情報
 米中央情報局(CIA)は先週(5月第1週)、全米情報機関に関する1999年度の年次報告書を発表した。それによるとCIAは、スパイ活動を摘発し情報を共有するインターネット・ツールの開発に多くの時間を割いていたことが分かった。George Tenet CIA長官は、報告書中で1999年を“将来に向けて準備をした年”と称した。

 CIAはまず、大都市圏の情報機関コミュニケーション(Intelligence Community Metropolitan Area Communications:IC MAC)システムを実用化した。IC MACシステムは、米国の情報機関と国防総省の連結を高め、共同で作業を進める際のコストを削減するものだ。その他、アナリストと情報収集者との協力関係を支援するXLINKという安全性の高いウェブベースのアプリケーションの開発。また米国上院歳出委員会や国会議員のCIAデータへのアクセスを監視するPolicyNet Program Officeの開発。アナリストが韓国語や日本語の文書を英語で検索し、その結果を一般のブラウザを使って英語で読むことができるシステムの開発などが列挙されていた。


《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  6. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  7. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  10. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

ランキングをもっと見る