ネットワーク・セキュリティへの懸念、高まる(英Siemens Network Systems社)
英Siemens Network Systems社の依頼を受けDavid Lewis Consultancy社がネットワーク・セキュリティに関する意識調査を行った。その結果、コンピュータ・システム責任者および最高経営責任者(CEO)の87%が企業のネットワーク・セキュリティの危険性は今後5年間でさらに
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ネットワーク・セキュリティの危険性は今後、変化すると思うか、という質問に対し、57%が著しく増加、そして30%がある程度増加すると答えた。また、英国の企業はセキュリティを重要視しているか、という問いに対し、重要視していると回答したのは僅か30%に過ぎなかった。
Siemens Network Systems社のCEOであるPeter Halls氏は、サイバー攻撃の潜在的脅威を完全に理解することなしに、企業の電子的資産の防護はあり得ないと述べた。そして「企業が電子商取引を行う際、コンピュータ・ネットワークのセキュリティは最優先事項となるべきだ。今やネットワークなくして、ビジネスは成り立たないのだから。セキュリティ措置は、常に継続して行われるべきだ。つまり、一度すれば後は良いというものではない。今回の調査結果は、英国企業がセキュリティ措置に対し真剣に取り組む必要があることを示唆している」と語った。
また、Gartner社のアナリストKhalda Parveen氏は「問題は、企業幹部らのセキュリティに対する知識の欠如にある。セキュリティ問題を軽視し、システム強化に十分な予算を充てないCEOがまだ多数いる」と指摘した。
《ScanNetSecurity》