ネットワーク・セキュリティへの懸念、高まる(英Siemens Network Systems社) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

ネットワーク・セキュリティへの懸念、高まる(英Siemens Network Systems社)

 英Siemens Network Systems社の依頼を受けDavid Lewis Consultancy社がネットワーク・セキュリティに関する意識調査を行った。その結果、コンピュータ・システム責任者および最高経営責任者(CEO)の87%が企業のネットワーク・セキュリティの危険性は今後5年間でさらに

国際 海外情報
 英Siemens Network Systems社の依頼を受けDavid Lewis Consultancy社がネットワーク・セキュリティに関する意識調査を行った。その結果、コンピュータ・システム責任者および最高経営責任者(CEO)の87%が企業のネットワーク・セキュリティの危険性は今後5年間でさらに高まる、と考えていることが明らかになった。調査対象は、英国の上級ネットワーク責任者と500名以上の従業員を雇用する企業のCEO、約300名だ。

 ネットワーク・セキュリティの危険性は今後、変化すると思うか、という質問に対し、57%が著しく増加、そして30%がある程度増加すると答えた。また、英国の企業はセキュリティを重要視しているか、という問いに対し、重要視していると回答したのは僅か30%に過ぎなかった。

 Siemens Network Systems社のCEOであるPeter Halls氏は、サイバー攻撃の潜在的脅威を完全に理解することなしに、企業の電子的資産の防護はあり得ないと述べた。そして「企業が電子商取引を行う際、コンピュータ・ネットワークのセキュリティは最優先事項となるべきだ。今やネットワークなくして、ビジネスは成り立たないのだから。セキュリティ措置は、常に継続して行われるべきだ。つまり、一度すれば後は良いというものではない。今回の調査結果は、英国企業がセキュリティ措置に対し真剣に取り組む必要があることを示唆している」と語った。

 また、Gartner社のアナリストKhalda Parveen氏は「問題は、企業幹部らのセキュリティに対する知識の欠如にある。セキュリティ問題を軽視し、システム強化に十分な予算を充てないCEOがまだ多数いる」と指摘した。

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  2. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  3. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  4. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

  5. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

ランキングをもっと見る
PageTop