ウイルス混入で州議会の電子メール機能が停止(米ネヴァダ州)
米ネヴァダ州議会のメールサーバにコンピュータ・ウイルスが混入し、一週間に2度もメールシステムの機能が停止する被害を受けた。事の発端は、一週間程前にさかのぼる。ある議員が、仕事関連のメールだと思い込み、電子メールに添付されたファイルを開けた。すると、ウ
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ネヴァダ州議会の情報サービス担当責任者Alan Smith氏は5月9日、メールサーバを停止し、一日かけてウイルスを駆除した。「サーバには、数ギガバイトの電子メールが保管されていた。従って、手動でウイルス・スキャンを行う時は、いつも時間がかかる」と同氏。しかし、ウイルスはまだシステム内に残っていたのだ。昨日(5月15日)、ウイルスが再び作動し、議員たちはまたもや、ポルノ画像を目にすることになった。そして、メールサーバは二度目の停止を余儀なくされた。同氏によると、州議会のメールサーバにはフィルターが設置されており、通常は全てのウイルスを検出するという。しかし「今回の場合は、誤ってウイルスを作動させた議員が、問題の電子メールを自分のコンピュータに直接ダウンロードしたため、メールサーバ上のフィルターを回避したのだ」と説明した。そして「議員や職員のウイルス対策教育が必要かもしれない」と付け加えた。
《ScanNetSecurity》