エシュロン、ウイルス防御に支障をもたらす(Sophos社) | ScanNetSecurity
2026.11.01(日)

エシュロン、ウイルス防御に支障をもたらす(Sophos社)

 地球規模の通信傍受システム、エシュロンに関する報告書が5月29日、欧州議会の特別委員会に提出された。その報告書の中で、通信傍受に対する自衛策として暗号技術の使用が推奨されていることに対し、一部のアンチウイルス会社は“暗号化されたデータはウイルス防御措置

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 地球規模の通信傍受システム、エシュロンに関する報告書が5月29日、欧州議会の特別委員会に提出された。その報告書の中で、通信傍受に対する自衛策として暗号技術の使用が推奨されていることに対し、一部のアンチウイルス会社は“暗号化されたデータはウイルス防御措置に支障をもたらす可能性がある”と指摘し警告を発した。 欧州議会の報告書は、エシュロンは存在するが、産業スパイ目的に世界中の通信を傍受する能力は備わっていないとする風説を覆すものだった。そして欧州の企業に対し「暗号化されていない電子メールは、封筒のない手紙のようなものだ」とし、通信を行う際はデータの暗号化を推奨した。

 Sophos社は、“暗号化は電子メールのプライバシーの確保に役立つだが、インターネットやゲートウェイレベルでのウイルス検出に新たな問題をもたらすだろう”という内容の警告メッセージをユーザに配布した。同社は、暗号化されたファイルのウイルス検出で確実なのは、デスクトップ上でメールサーバにインストールされたアンチウイルス・ソフトのようにウイルス検出を行う方法だと述べた。同社の上級コンサルタント、Graham Cluley氏は「欧州議会のプライバシーを重要視する姿勢は、望ましいことだ。しかし、企業は、暗号技術の採用を慎重に検討すべきだ。何故なら、その採用がウイルス防御に支障をもたらす恐れがあるからだ。デスクトップでウイルスの検出を行うのが確実だが、ゲートウェイやインターネットでのスキャンのみを採用している企業は、暗号化された電子メールからウイルスを検出することになるだろう」と説明した。

《ScanNetSecurity》

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