新種ワーム、2万台以上のコンピュータに感染(SANS 研究所) | ScanNetSecurity
2026.07.06(月)

新種ワーム、2万台以上のコンピュータに感染(SANS 研究所)

 SANS研究所は、Microsoftのウェブサーバを稼動させている2万台以上のコンピュータが新種のインターネットワームに感染していると報告した。しかし、そう恐れることはないようだ。コンピュータを再起動するだけで、その悪意あるプログラムを除去できるという。同研究所

国際 海外情報
 SANS研究所は、Microsoftのウェブサーバを稼動させている2万台以上のコンピュータが新種のインターネットワームに感染していると報告した。しかし、そう恐れることはないようだ。コンピュータを再起動するだけで、その悪意あるプログラムを除去できるという。同研究所によると、7月13日に問題のワームCode Redが最初に確認されて以来、 MicrosoftのIISを稼動させている2万2000台以上のシステムが被害に遭った。同ワームは、先月(6月)eEye Digital Security社により発見されたIISの.ida バッファオーバーフロー脆弱性を利用して感染する。尚、Microsoft社は既にその脆弱性に対するパッチを公開した。

 Code Red はIISサーバに感染後、赤い文字で次のような内容のメッセージを表示する。“ようこそ、 http://www.worm.com ! 中国人にハッキングされました!”。そして、同ワームはインターネット上で無防備な他のIISシステムへの感染を試み、自己増殖を図る。eEye Digital Security社のハッキング対策担当責任者Marc Maiffret氏は「同ワームはMicrosoftのオペレーティング・システム Windows NT および Windows 2000 の英語版を稼動させているサーバのみに感染するよう設計されている。相当にずる賢いワームだ。英語版以外のサーバと認識すると、ワームはサイトの改ざんも自己増殖も行わない」と述べた。

 また、サイトが同ワームに感染しても、すぐには気づかない恐れがある。何故なら、自己増殖を行ってから、同ワームの悪質な書き換えペイロードが実行されるからだ。同ワームの検出を複雑にしているもう一つの要因は、同ワームはメモリー常駐型で、バッファオーバーフロー・コードに追加されたコード上で動作する点だ。結果、同ワームはウイルス対策ソフトにより検出される署名を含むファイルをハードディスクに残さない。しかし、一旦IISシステムを再起動すると、その悪質なコードは除去されるとMaiffret氏は説明した。また、一部のシステムでは、同ワームは膨大なリソースを消費しサーバの機能を停止させるため、事実上自滅すると付け加えた。

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

    日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

  2. 何が変わった?「政府機関等の対策基準策定のためのガイドライン(令和 7 年度版)」一部改定

    何が変わった?「政府機関等の対策基準策定のためのガイドライン(令和 7 年度版)」一部改定

  3. セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

    セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

  4. 現代仏壇に不正アクセス、親会社である株式会社はせがわが保有する個人情報には影響無し

    現代仏壇に不正アクセス、親会社である株式会社はせがわが保有する個人情報には影響無し

  5. メール配信システム「める配くん」の一部サーバに不正アクセス、情報漏えいと考えられる痕跡を確認

    メール配信システム「める配くん」の一部サーバに不正アクセス、情報漏えいと考えられる痕跡を確認

ランキングをもっと見る
PageTop