電子ブックの脆弱性を指摘したロシアのセキュリティ専門家、逮捕される(ElcomSoft 社) | ScanNetSecurity
2026.02.13(金)

電子ブックの脆弱性を指摘したロシアのセキュリティ専門家、逮捕される(ElcomSoft 社)

 ロシアのソフトウェア会社ElcomSoft社のセキュリティ専門家Dmitry Sklyarov氏がハッカー・カンファレンスDefconで電子ブックのセキュリティの脆弱性を指摘した後、ホテルで逮捕された。カリフォルニア州に拠点を置くAdobe社が米連邦捜査局(FBI)に、同容疑者が作成し

国際 海外情報
 ロシアのソフトウェア会社ElcomSoft社のセキュリティ専門家Dmitry Sklyarov氏がハッカー・カンファレンスDefconで電子ブックのセキュリティの脆弱性を指摘した後、ホテルで逮捕された。カリフォルニア州に拠点を置くAdobe社が米連邦捜査局(FBI)に、同容疑者が作成したプログラムAdvanced eBook Processor がデジタル・ミレ二アム著作権法に違反していると通報したのが事の発端だ。Advanced eBook Processorは、暗号化PDFファイルの保護機能を無効にするパスワードリカバリー・ソフトで、暗号化PDFファイルを読むこと、そして印刷も可能になる。Sklyarov容疑者は現在、ラスベガスの刑務所に拘留されている。有罪が確定した場合、最高で禁固刑5年、罰金50万ドルが科せられる。

 Adobe社は、Advanced eBook Processorの公開、およびDefconでの“電子ブックのセキュリティ:理論と実際”と題した同容疑者によるプレゼンテーションに意義を唱えていた。先月、同社はAdvanced eBook Processorの公開を受けて、同社のAcrobat eBook Reader をアップデートした。しかし、ElcomSoft社は「それでは、まだ不十分。Adobeの基本的方法論に未だ脆弱な部分がある。Acrobat eBook Reader 2.2 の保護機能は、全く改良されていない。変更されたのはマイナーな個所で、依然として同じ脆弱な暗号技術を使用している」と指摘し、Advanced eBook Processorのアップデート版をリリースして、その主張を裏付けた。

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. メール誤送信で農林水産省 職員及びその家族 4,571 人分のマイナンバー含む情報漏えい

    メール誤送信で農林水産省 職員及びその家族 4,571 人分のマイナンバー含む情報漏えい

  2. VPN 機器のログから不正アクセスの痕跡 ~ 関西総合システムにランサムウェア攻撃

    VPN 機器のログから不正アクセスの痕跡 ~ 関西総合システムにランサムウェア攻撃

  3. JAL「手荷物当日配送サービス」予約システムに不正アクセス、データの外部漏えいの有無について調査を進める

    JAL「手荷物当日配送サービス」予約システムに不正アクセス、データの外部漏えいの有無について調査を進める

  4. 伸栄産業社員が送信元の OneDrive ファイル共有を装うフィッシングメールに注意を呼びかけ

    伸栄産業社員が送信元の OneDrive ファイル共有を装うフィッシングメールに注意を呼びかけ

  5. 公民館場所取り ~ シルバー人材センター元従事者が不正アクセス 約2年間で計15件

    公民館場所取り ~ シルバー人材センター元従事者が不正アクセス 約2年間で計15件

ランキングをもっと見る
PageTop