ニューヨークとニュージャージーの港湾管理委員会は、恐らくハッカーからの攻撃にさらされている
概要:
複数のハッカーが、ニューヨークおよびニュージャージーの港湾管理委員会の内部ネットワークへ侵入を試みた形跡があるとの報道レポートがある。
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複数のハッカーが、ニューヨークおよびニュージャージーの港湾管理委員会の内部ネットワークへ侵入を試みた形跡があるとの報道レポートがある。
10月3日付けロンドンのフィナンシャルタイムズによれば、ハッカーは世界貿易センタービルの崩壊で破壊されたコンピューターから得られたIPアドレス情報を使用して港湾管理委員会への不正アクセスを試みているとのこと。
港湾管理委員会は、対策の為、ネットワーク監視を行うNet Forensics社と契約し、Net Forensics社に当面の監視を依頼している。Ben Campbell氏(ベン・キャンベル/Net Forensics社)は不正アクセス行為が行われているということについて、「非常に疑わしい」とコメントしている。
現時点(15:30 GMT、2001年10月3日)で港湾管理委員会及びNet Forensicsのいずれも不正アクセスされているという証拠は見つかっていない。
情報ソース:
Financial Times, Oct. 03, 2001
Net Forensics (phone call), Oct. 03, 2001
Port Authority of New York and New Jersey - Media Office (phone call), Oct. 03, 2001
分析:
今回サイバー攻撃が事実であるか否かは分からず、最終的に攻撃は無かったという結論になるかもしれないとCampbell氏は追加コメントしている。 しかしながら、この疑いに関しては充分に注意する必要がある。ニューヨークの重要インフラに対するサイバー攻撃の予兆である可能性もある。港湾管理委員会は、ニューヨーク/ニュージャージー領域の中にトンネル、ブリッジおよび関連する重要なインフラに対する責任を持っており、現在の国際情勢を考慮すると疑いが晴れるまで単に監視するだけでなく調査・事実解明にあらゆる努力をするべきである。
(詳しくはScan本誌をご覧下さい)
http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm
※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです
【17:23 GMT、10、3、2001】
《ScanNetSecurity》