安全なネットワークを実現する企業向けセキュリティ製品を発表(IBM 社)
IBM 社は10月24日、従業員や取引先がネットワークにアクセスした際その足跡の監視を支援し、サイバー攻撃の危険性を軽減する企業向けセキュリティ・ソフトウェアを発表した。同社のTivoli部門セキュリティ製品担当副社長Arvind Krishna氏は「当社は従来より、IBM ソフ
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新製品『Identity Director』は、集中化自動処理によるユーザ情報の管理そしてアプリケーションへのアクセス権限の制御を支援する。今回発表されたもう一つの新製品は、『Intrusion Manager』だ。これは、不正侵入や攻撃の危険性を減らすためにネットワークの監視を行う中規模程度の企業向けセキュリティソフトだ。「『Intrusion Manager』は、様々な不正侵入検知センサーやファイアーウォール、ルータそしてウェブサイトからの情報を統合し、ネットワーク上で発生している事象に関し包括的見解を示す」と Krishna氏は説明した。さらに同社の製品である『Policy Director』に改良を加え、サードパーティ製のアプリケーションとの相互運用性を実現したことを明らかにした。
調査会社Hurwitz Group 社のPete Lindstrom 氏は今回のIBM 社の発表に関し「重要な点は、それらの新製品にバックエンドおよび従来のデータベースとアプリケーションを統合したことだ。不満をもつ従業員や元従業員そして悪質なハッカーからのセキュリティ侵害を防ぐ意味において、権限の割当ておよびアクセス制御は今、最も注目されている領域だ。IBM 社は、小規模企業向けのセキュリティ製品に特化したNetegrity 社や幅広いセキュリティ製品を提供するNovell 社などと競合をすることになるだろう」と述べた。
《ScanNetSecurity》