Gates 氏、セキュリティを最優先事項とする(Microsoft 社)
Microsoft 社の会長Bill Gates 氏は1月16日全社員に宛てた社内メモで、セキュリティの強化がウェブベースの製品およびサービスを成功させる鍵であると述べ、セキュリティのみならず信頼性とプライバシーにも重点を置く必要があることを強調した。Gates 氏はそれらを『
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セキュリティ専門家らは、一部のMicrosoft 製品に内在するセキュリティ上の脆弱性について長いこと批判し続けてきた。そして、9月11日のテロ攻撃そしてOutlook、Exchange、Hotmail などを含む製品に深刻な影響を与えたウイルスやハッカーの出現がMicrosoft 社を苦しい立場に追いやり、結果この新計画の導入に至ったと見られている。
市場調査会社Gartner 社のネットワーク・セキュリティ専門家
Richard Stiennon 氏は「様々な経路でユーザのシステムに侵入する方法を探すNimda やCode Red などの出現により、セキュリティ業界全体は後退を余儀なくされた。悪用されるそれらの経路の多くは、Microsoft 製品の責任の負うところが大きい。結果、Microsoft にも打撃を与えることになった。セキュリティ業界にとっては、9月11日(米同時多発テロが発生した日)よりもNimda ワームが発生した9月18日の方が注目すべき日である」と述べた。また、同社の次世代インターネットサービスに対応した戦略ビジョン『.NET』構想に関し「信頼関係に最も依存するサービスであることを認識する必要がある。そのレベルの信頼を得ることは、容易ではなく不可能かもしれない」と述べた。
《ScanNetSecurity》