Black Tie Project のシステム情報およびパスを露呈する脆弱性
[翻訳:関谷 麻美]
2002年3月16日
国際
海外情報
2002年3月16日
◆概要:
Black Tie Project(BTP)は、独立したモジュールで構成されるモジュラー関連のポータルシステムだ。BTP を使用すると、モジュールの追加や削除、そしてモジュールの作成やカスタマイズも可能になる。
BTP はフランス語で作成され、PHP でコード化されている。そして wap、記事項目、コメント、メール、ニュースなどを伴うモジュールを含む。
BTP にある脆弱性を利用すると、リモートユーザは Web root の絶対パスを見ることができる。
◆詳細:
脆弱なシステム:
BTP v0.5b、v0.5、v04.b
悪意ある HTTP 要求を BTP が動作するサイトに送ることにより、全てのリモートユーザは、Web root の絶対パス、およびシステムに関する詳細も露呈させることができる。
この問題を利用するには、"categorie.php3" の無効なカテゴリーID(cid) を要求する。
例:
http://BTP_site/categorie.php3?cid=blahblah
ここで、"blahblah"は存在しないカテゴリー番号。
下記のように、エラーメッセージの中に Web root を返す。
"Warning: Unable to jump to row 0 on MySQL result index 2 in /home/software/a/htdocs/site/examplesite.com/categorie.php3 on line 11"
この情報は、脆弱な BTP システムを稼動するホストへの " より高度な" 攻撃を手助けするために利用される恐れがある。
◆ベンダーの対応:
ベンダーは、Black Tie Project に脆弱性を認め、数ヶ月内にモジュールを修正してセキュリティを強化した新バージョンをリリースする予定であると述べた。
◆回避方法:
下記のように、categorie.php3 に IF ELSE ステートメントを入力する。if ($requested_cat_number == "") {
die ("Categorie number not found!");
}
else {
// the original script functions
}
◆追加情報:
Ahmet Sabri ALPER がこの情報を提供した。
[情報提供:SecuriTeam]
http://www.securiteam.com/
《ScanNetSecurity》