【詳細情報】台湾政府がハッカーへの報酬を提供 | ScanNetSecurity
2024.04.28(日)

【詳細情報】台湾政府がハッカーへの報酬を提供

◆概要:
 台湾の大臣で内閣関係のグループのトップメンバーであるTsay Ching-yenによると、「台湾の政府は、政府系のウェブサイトに侵入出来たハッカーに報酬を提供する予定である」と語った。

国際 海外情報
◆概要:
 台湾の大臣で内閣関係のグループのトップメンバーであるTsay Ching-yenによると、「台湾の政府は、政府系のウェブサイトに侵入出来たハッカーに報酬を提供する予定である」と語った。

 游錫コン首相の発案であるとされているこの計画は、現在準備の最終段階にあり、「1ヵ月」以内に開始される予定である。この計画の対象は、「台湾に居住のコンピューターユーザー」に限られ、2003年初期に行われるシミュレーション演習の基になる。

 台湾では、2002年に政府ウェブサイトへの多大なハッキングを経験している。台北時報によると、今年は台湾の歴史上で最高且つ組織的で大規模なハッカーによる侵入を経験したと発表した。この事件は、中国、武漢を拠点とするハッカーによって実行されたと発表されている。このハッカーは、42の台湾政府機関で216ヶのコンピューターステーションに侵入した。


◆情報ソース:
 Taipei Times (http://www.taipeitimes.com/news/2002/09/11/story/0000167642) , Sept. 11, 2002

◆キーワード:
 Crackers White hat
 State sponsored China
 Japan Taiwan

◆分析:
 (iDEFENSE 米国) 報酬の対象は「台湾居住」のコンピューターユーザーに制限されているが、世界中のハッカーが特別な挑戦であると解釈し、侵入を試みると予想される。この計画発表では最終的な承認方法と実施前に発表された理由は明らかではないが、.twの国のドメイン名を持つウェブサイトと台湾をベースにしたサーバーへの攻撃が増加することは必須である。台湾の報酬プログラムを妥当するという挑戦は、China Eagle Unionなどの中国本土の国家主義ハッカーグループに対し特別な刺激を与えることになるであろう。China Eagle Unionは、すでに台湾政府に対して激しい反感を示している。中国と台湾のハッカー間でハッキングの応酬が激化するのは避けられない状況である。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
  アイディフェンス社の iAlert サービスについて
  http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
  情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【20:55 GMT、09、16、2002】

《ScanNetSecurity》

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