迅速なウィルス対応と一元集中管理のセキュリティ・ソリューション −F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティ−(2)
前回、F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティのインストールまでを確認したが、今回はインストール後の設定内容などについて検証を進めたいと思う。
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元々ウィルス対策ソフトはPCやサーバ内の存在するウィルスを検知し、削除・検疫する機能だけで成り立っていたが、2000年頃より、不正なアクセスの検知(以降、IDS機能)や各種アクセスの制御(以降、FW機能)機能も含めた形で提供されはじめ、現代では必須の機能となっている。
F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティも、その基準からはずれずに、「ウィルス保護」コンポーネントにより、ウィルス検知・検疫機能の他、「インターネット保護」コンポーネントによりIDS機能とFW機能を実装している。また、PC上で利用する電子メールソフトと連動して、添付ファイルのウィルスチェックを「電子メールスキャン」コンポーネントを元に、IMAP・POP・SMTPといった標準的プロトコルに対応して行っている。
ウィルス対策ソフトは人工知能のように、ウィルスを検知してPCを保護してくれるわけではない。必ず「これはウィルス」「これは不正な通信」と判断する元となる情報が必要になる。これを一般的に「定義ファイル」と呼んでいるが、この点において、F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティでは「自動更新エージェント」により、エフセキュア社から1日に2回の頻度で定義ファイルをダウンロードし、常に最新の情報に保っている。
【執筆:又江原 恭彦】
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(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》