1月のコンピュータウイルス・不正アクセス届出状況を発表、ワンクリック不正請求に関する相談も多数寄せられる(IPA/ISEC)
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、2006年1月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめて発表した。1月のウイルスの検出数は約413万個と、12月の約1,344万個から約7割の減少となった。
製品・サービス・業界動向
業界動向
大幅減少となった理由は、大量のウイルスメールを送信する「W32/Sober」が活動を停止したためで、届出件数で見た場合には4,499件となり、12月の4,293件から4.8%の増加となっている。また、不正アクセス届出件数は50件で、そのうち被害のあった件数は13件。
被害の内訳は、侵入11件、その他2件で、Webサーバに侵入されてフィッシングに悪用するためのWebコンテンツを設置された(2件)等、悪質なものが見受けられた。相談件数は748件で、アダルトサイトを閲覧した後に「振り込め詐欺」のメールを送りつけられるなど、いわゆる「ワンクリック不正請求」に関する相談は相変わらず非常に多く、173件も寄せられている。また、ワンクリック不正請求に関する相談のうち9割近くが、スパイウェアなどの不正なプログラムを埋め込まれたケースとなっていると報告している。
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2006/02outline.html
《ScanNetSecurity》
