暗号鍵配信中の盗聴を完全に防ぐ新技術を開発(東芝)
東芝欧州研究所は2月20日、量子暗号鍵配信(QKD)の「無条件安全性」を実現する2つのキー技術を開発したと発表した。ひとつは「デコイ手法」を実装した単一方向型の量子暗号鍵配信。同社がこれまで開発してきた「単一方向型」の量子暗号鍵配信方式にデコイ手法を導入し、
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もうひとつは、光通信波長帯に対応した単一光子LED。今回開発した単一光子LEDは、基本的には一般のLEDと同様の構造だが、活性層の領域に直径45nm、高さ10nmという微小な量子ドットが形成されている点が特徴。この量子ドットには、たった一対の電子・正孔が捕捉され、光子を一度にひとつだけ所定の波長で発生させられる。本デバイスでは、単一光子の発生が電気的な信号で制御でき、これは量子暗号鍵配信などの応用に不可欠な要素となっている。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_02/pr_j2001.htm
《ScanNetSecurity》