現役ペンテスト技術者が選ぶ 使えるセキュリティツール(6)「The GNU Netcat(中編)」
このコーナーでは、現役のペネトレーションテスト技術者が、使えるセキュリティツールを、ペンテストの現場の視点から紹介します。
特集
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・名称…The GNU Netcat
・分野…ネットワークユーティリティ
・配布制限…GPL
・商用版の有無…無
・類似ツール…telnet , SSLCat , cryptcat
・DL URL…http://netcat.sourceforge.net/
・Windows版 netcat ※http://www.vulnwatch.org/netcat/
・対応OS…Linux系OS(Windows系OS)
※The GNU Netcat とおおむね機能面では同じであるが一部に異なる点がある。
(1) 基本項目と概要
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前回は、「The GNU Netcat」(前編)としてThe GNU Netcat(以下 nc)の概要と接続モードについて紹介した。引き続き、今回は、中編としてncの別機能である待ち受け(リッスン)モードの紹介をしたいと思う。待ち受けモードとは、接続モードがクライアントのように使用するのに対し、サーバプログラムのように、なんらかのクライアントからの接続を待ち受けるモードである。
(2) コマンドサンプル
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ncで待ち受けモードを使用する場合(プロトコルはTCPポート)の方法は接続モードに -l オプション付け足す形になり、待ち受けするポートは -pオプションにて指定する。
nc -l -p 待ち受けさせるポート番号
待ち受けしているホスト、ポートへncの接続モードで接続することで、双方向に文字データを送受信することができる。ncでは文字データを送受信するだけでなく、ファイルの転送を行うことも可能である。その方法を紹介しよう…
【執筆:NTTデータ・セキュリティ株式会社 辻 伸弘】
NTTデータ・セキュリティ株式会社
http://www.nttdata-sec.co.jp/
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