マッシュアップ・アプリケーションの安全を確保する新しい技術を開発(日本IBM)
日本アイ・ビー・エム(IBM)株式会社は3月13日、Webサイトや企業のデータベース、Eメールなど複数の情報から統合されたビューを創り出す「マッシュアップ」技術を使ったWebアプリケーションの安全を確保する新しいテクノロジー「SMash」を、東京基礎研究所と米ワトソン
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SMashは、「Secure Mashup(セキュア・マッシュアップ)」の略語で、異なった提供元からのWebアプリケーションコンポーネントの独立性を保ちつつ、相互に情報を交換できるようにすることで、悪意のあるプログラムが企業システムに入り込めないようにする新技術。各提供元からのコードとデータを分離することでブラウザ上でのマッシュアップのセキュリティー問題に対処する一方で、安全な通信経路を通じて、制御されたデータの共有を可能にしている。同社の性能評価では、一般的な企業向けマッシュアップ・アプリケーションに利用可能とのこと。
同社では、SMashを、マッシュアップを作成する製品「Lotus Mashups」を始め、一部のWebSphere製品にも今年の夏までに採用する予定。また、今回開発した新技術は、広く活用してもらうためにOpenAjax Allianceに寄贈した。
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/03/1301.html
《ScanNetSecurity》