2008年6月および上半期のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表(IPA/ISEC)
IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は7月2日、2008年6月および上半期の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。発表によると、6月のウイルス検出数は約23.6万個と、5月の約20万個から18.2%の増加となった。また、
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不正アクセス届出状況では、6月の届出件数は13件であり、そのうち11件が被害に遭っている。不正アクセスに関連した相談件数は36件であり、そのうち15件が何らかの被害に遭っている。6月の相談総件数は1,211件で、統計開始以来最多となった。このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が372件(5月は320件)、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が14件(5月は1件)、Winnyに関連する相談が4件(5月は8件)などとなっている。
上半期では、届出件数の推移は減少傾向が続いている。2005年上半期と2008年上半期を比較すると、28,265件から10,993件と、3年前の約4割の水準となっている。また、不正アクセスの届出件数は合計62件となり、先期に比べ届出総数は約17%の減少、被害に遭った件数の割合は約13%の減少となった。IPAでは最近の傾向として「Webアプリケーションの脆弱性を突く攻撃で侵入され、情報が盗まれたりデータが改竄されることが多い」「SSHで使用するポートへの攻撃で侵入され、外部サイト攻撃のための踏み台として 悪用されることが多い」ことを挙げている。
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/07outline.html
《ScanNetSecurity》
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